ゴールデンウイークに入る前に庭に池を作りまして、
そのためゴールデンウイークにやることが無くなったのですが(苦笑)
ここへ来てバラが勢いよく咲き始めまして、
なんとか楽しみが見つかりました。
我が家でバラを育てている話は以前から何本か記事を書いてますが、
導入部分のお話については、こちらをお読みいただければと思います。
上の記事を読んで頂ければわかると思いますが、
今年はついにやってきた「バラのお楽しみ」の年なのです。
そうです、花が咲くまで1年待っていたバラがついに咲き始める年なのです。
というわけで今日は、2年目の我が家のバラの花のご紹介と、
あまりにたくさんバラの花が咲いたので切り花にして二度楽しめたという、
いわば、バラの楽しみ方についての話です。
我が家のバラについて
最初に我が家のバラをご紹介します。
我が家のバラは全員が京成バラ園出身で全部で5種類9本。
小苗は1年待って花を咲かせているバラです。
・プリンセスアイコ ×1
・プリンセスチチブ ×1
・マヌウメイアン ×1
・ピンクノックアウト(小苗×4)
・アシュリー(小苗×2)
もちろん、5種類とも元気です。
もう少し細かく紹介しますと、
次の表のような仕様(?)になります。
プリンセスアイコ | 大輪 | 剣弁高芯咲き | 四季咲き | 木立ち | 微香 | ピンク |
プリンセスチチブ | 大輪 | 半剣弁高芯咲き | 四季咲き | 木立ち | 中香 | ピンクオレンジ |
マヌメイアン | 大輪 | 半剣弁高芯咲き | 四季咲き | 木立ち | 中香 | ローズピンク |
ピンクノックアウト | 中輪 | 半八重咲き | 四季咲き | 木立ち | 超微香 | ピンク |
アシュリー | 大輪 | 半剣弁ロゼット咲き | 四季咲き | シュラブ | 微香 | ピンク |
ピンク色が一番庭に映えそうなので全てピンクを選んでます。
基本的には色だけで決めたのですが、
いくつかのバラは香りもとても良く、
バラは色々な選び方がありますね。
バラの冬剪定のその後
前回、冬に入って寒くなる前に、
バラの枝を短く切りそろえ、いわゆる「バラの冬剪定」を実施。
切り落とした花は切り花として家の中に飾りました。
初めてでしたので思い切りの悪い切り方かもしれませんが、
ハラハラしながら切りそろえたバラがこちら。
綺麗に葉っぱがありません。
ここまでサッパリすると植物のことに詳しくないと、
「あぁ、枯れちゃったよ。」と勘違いしそうですが、
バラは「落葉」する植物ですので安心して下さい。
とはいえ、上の記事にも書きましたが、
冬でも葉っぱが完全に落ちずに、
花が咲く場合もあるみたいですけどね。
さてさて、今年は暖かかったからか、例年この時期なのか、
2月の初めには新しい葉っぱがチョコチョコと顔を出しました。
さらに3月になるとワサワサと葉が茂り始めました。
生え始めの葉っぱは赤っぽい色ですね。
勢いが良すぎて元気が有り余ってるようです。
こうしてスカスカの枝から、息を吹き返したように葉が茂ってくると、
冬剪定しておいてよかったなと「やっと」安心できます。
枝も綺麗にそろえたので形も整っています。
4月になったらツボミが大量に顔を出した
そして、4月の間は大きなツボミができはじめたのですが、
「ちょっと数が多いんじゃないの?」
というくらい凄まじい量のツボミです。
こんなに花のツボミが付いて体力的に大丈夫なのでしょうか?
写真の背景が芝生の緑なので分かりにくいのですが、
あらゆる枝からたくさんのつぼみが付いています。
こちらはバラのつぼみの拡大写真です。
これを見て、バラの花の付き方というものがわかりました。
こうして、ひとつの枝が花の直前で3つ4つに分かれて、
そこから、あの大きなバラの花がポコポコを顔を並べるように咲くんですねえ。
頭が重すぎて倒れてしまわないだろうかと心配になります。苦笑
5月になったら一斉に花が咲き始めた
そして4月の後半から5月にかけて、ついに花が咲き始めました!
それでは、我が家の感動のバラたちをどうぞ!
ピンクノックアウトが一番乗り
一番初めに咲いたのは、
子苗4兄弟としてで我が家にやってきたバラでした。
その名も「ピンクノックアウト」です!
すごい名前ですけどね。
上の写真は、いつのまにか咲いてたピンクノックアウト。
ひとつだけポツンと先行隊のように咲いておりました。
でも5月に入りますとこの通り、咲き乱れております。
しかし、ここまで長かったですよ。
1年間は大きくなるまでツボミをカットして花を咲かさないようにして、
花を咲かせるのを1年待ち続けましたので。
「あぁ、こういう花なんだね」と、
写真ではわかってましたが初めて実物で確認ができました。
ちなみにイマイチ「バラ」っぽくないのは、
半八重咲きという咲き方のバラの品種だからです。
バラって葉っぱの数が多いほど育てるのが難しいらしいのですが、
これは葉っぱの数が少ないタイプ(半八重咲き)のバラなので丈夫なようです。
まあ、花が大人しいと、そういうメリットもあるということですね。
でも花びらの数が少ないからか、
「ピンクノックアウト」というほどパンチはないですね。苦笑
とてもスッキリとしています。
こちらのまだ少しツボミっぽい状態の方がバラっぽいかもね。
バラは花が開ききる前の姿が美しいといいますからね、
上の写真は夕暮れの写真ですが、
オレンジ色の光の中で咲きとどまっているバラ、
なんだかとっても雰囲気あります。
プリンセスアイコさんがすごい!
さて、我が家のバラの中でも、
5月に入り恐ろしいくらいの勢いで咲きまくってるのが、
プリンセスアイコさんです。
とにかく4月に入ったら葉っぱの増え方の勢いがすごくて、
その後、すぐさまツボミもどんどん増えまして、
5月に入ってからは毎日咲き乱れております。
こちらは雨上がりのアイコさん。笑
すっごく綺麗ですよね~。
やっぱりバラの花は綺麗だなと、
2年目のバラたちを見て再認識しましたね。
プリンセスチチブ
こちらは、プリンセスチチブです。
アイコさんよりも重厚というかゴージャスです。
さすがチチブノミヤ様でございます。笑
香りも強く大人な感じです。
アイコさんと比べてみると、
花びらの枚数が少しだけ多い印象がありますが(気のせい?)、
そのため少しだけ重厚に見えるんでしょうね。
やはり花びらの枚数が多い方がバラのイメージが強いですね。
ただ、先ほども書きましたが、
花びらの枚数が多いほど育てるのが難しいというだけあって、
チチブさんはアイコさんと比べて成長が悪く、
つまり葉っぱの数がかなり少ないです。
枯れてしまわないかヒヤヒヤしてます。汗
実際、4月に葉っぱが増えるかと思ったのですがイマイチ増えませんでした。
その割にアイコさんより大きなツボミが付くので、体力が持つか心配です。
やはり、若いアイコさんと違って、
チチブノミヤ様だけあって高齢ですから、
致し方ないのかなあ~と妻と話していたのですけどもー。(失礼?笑)
ちなみに我が家にはプリンセスが二人いますが、
別に皇室ファンではありません。笑
皇族の名前を付けてしまうなんて「さぞ美しいだろう」
と思ったので我が家に来て頂いたのですが、
やはり、とても美しいですね~。
マヌウメイアン
さて、大苗の状態やってきた3つのバラのうち、
もう一つがマヌウメイアンです。
これが我が家で一番迫力があります。
でも、まだ実はこの1輪しか咲いてません。
生育状態としてはアイコさんとチチブさんの中間くらい。
葉っぱの枚数も適度でバランスよく育ってます。
まだ満開じゃないので、去年の写真をどうぞ。
すっごく綺麗ですよね。
まるでピンク色のプレアデス星団です。笑
天国にいるかのように幻想的で幸せな気分になります。
アシュリー
最後はアシュリーです。
こちらは少し種類が異なるバラでして、
5種類ある家でこれだけシュラブローズです。
ツル性なのですが木立性でもあるという中間タイプをシュラブと呼ぶようです。
残念ながら今はまだツボミなのですが、もう間もなく開花だと思います。
咲きそうで、なかなか咲きません。苦笑
しかも花の咲き方もこれだけ特別で、
半剣弁ロゼット咲きで花びらの枚数も多く、
重厚な感じに咲きます。
写真で見てもわかると思いますが、
ツボミがかなりデカイです。笑
これは相当期待させてくれます。
ちなみに小苗の状態でやってきたバラなので、咲くまで1年待ってます。
なので去年の写真はありません。
あぁ楽しみだ。笑
ミニバラを忘れていた!
あ、ミニバラをうっかり忘れてました。
ミニバラも冬に剪定して、ある程度切りそろえました。
剪定直後はこのようにスカスカな状態です。
こちらも同じように4月になりましたら、
葉っぱがワサワサと増えてきました。
(三つ葉が混ざってますけどね…。)
そして5月になりましたら、
このように小さな花が咲き乱れております。
小さいけどとても綺麗に咲いてますよね。
ミニバラをずっと屋外で育てて、
冬を越して2年目も綺麗に咲かすことができたのは、
多分、今までで初めてです。笑
もう大満足です!
意外に大きくなるミニバラ
ところで、ミニバラはホームセンターで買ってきたのですが、
もう1種類、冬を越したミニバラがあります。
こちらです。
先ほどのミニバラは、樹高も「ミニ」でしたが、
このミニバラはやたらとひょろっとして樹高が高いのです。(30~50㎝)
でも、とってもきれいですけどね。
間違いなくホームセンターでミニバラのコーナーにあったんですがね。
というかむしろ、ミニバラの方がバラっぽいという、
なんとも複雑な心境なんですけども。。。
切り花でバラを2回楽しむ!
さて、バラはこのようにポンポンと勢いよく次から次へ咲くので、
次から次へと花が終わっていくのですが、
花が終わった残骸=花ガラを摘むのは、
バラじゃなくても花を育てている人は普通にやってると思います。
(面倒だしあんまし、やってないけど…。苦笑)
でも、せっかくなら完全に花が終わってボロボロになる前に、
花を切ってあげれば、それを家の中で飾ることができますよね。
実際、昨年の冬にバラを剪定する時も、
まだ咲いてる途中だったバラの花を切り花にして家に飾りました。
切った時はまだツボミの状態のバラありましたが、
家の中に入れたらあっというまに花が咲きまして、
なかなかハッピーな気分になりましたね。笑
バラを切り花にする時の注意
そこで今回もゴールデンウイークも終わることだし、
ここまで綺麗に咲いてくれた花をいくつか切り花にして、
部屋の中に飾ってみました。
昨年の冬以来のバラの切り花、なかなかいい感じです。
念のため、バラを切り花にする際の注意点をまとめましたので、
以下ご参考まで。
バラの茎は斜めにカットする
花瓶に入れた時に断面積が広い方が水の吸い上げが良くなります。
また切り口をつぶさないよう、よく切れるハサミで切りましょう。
妻に「おい、よく切れるハサミを使えや」と怒られました。
茎はなるべく短く切った方が良い
茎が長いと水の吸い上げる距離が長くなるので、
花が長くもちにくいので、できれば短くした方がいいです。
とはいえ、バラを生ける花瓶のサイズにもよりますからね。
不格好に飾るくらいなら、さほど気にしない方が良いかもしれません。
切る時間帯は朝か夕方、とにかく涼しい時
昼間は暖かいので植物は体内の水分を蒸散してしまうので、
花が水分を失いやすくなります。
なので、なるべく朝か夕方など涼しい時に切った方が良いです。
我が家のバラの切り花 Part2
というわけで、他にも妻がいろんな形で飾りましたので、
我が家のバラの切り花シリーズを最後にざっと紹介します。
濃いピンクのはマノウメイアンで、薄いピンクはアイコさんです。
この時期、アブラムシがついてるのできちんと洗いましょう。
「アイコさんに悪い虫が付いた」とか、
不敬なこと言ってますが次行きましょう。笑
こちらもアイコさんです。
床の間に飾ってみましたが、
花瓶が深いのでバランスが難しいかも。
こちらはミニバラです。
小さいけどちゃんとバラです。
小さいのにゴージャス感が出てます。
ミニバラは少し見直したかも。(安いし。笑)
こちらは、アイコさんとミニバラです。
ミニバラのサイズ感がよくわかりますね。
バラの茎を短く切った、こんな飾り方もあります。
これ、玄関なのですがバラの香りも広がりますよ。
ちょっと長く飾り過ぎてヘロヘロになりかけてますが。。。苦笑
まだ庭のバラは次から次へと咲きます。
なので、今後もまだまだ楽しめそうです。
庭で楽しめて家の中でも楽しめるので、
花は本当に楽しいです。
ご参考になれば幸いです。