今年は春も秋も雨が多いですね。
コロナ騒動でガーデニングが流行ってるそうですが、
雨が続くとガーデニングどころじゃありませんし、
色々と弊害も出ます。
先日も書きましたが、雨が多いとバラの黒星病が蔓延して、
葉っぱが落ちまくってスカスカになってしまったり。。。
そして、何より今回のテーマである芝生ですが、
雨のせいで芝刈りができずに、どんどん伸びてしまうのです。
伸びた状態で芝刈りをすると「軸刈り」になってしまって、
芝生が弱ってしまうのです。
ていうか、それ以前の問題として、とても芝生が刈りにくくなるのです。
そして結果として我が家も機械化の道をたどるのです。
って、産業革命か!笑
という話をしたいと思います。
我が家の芝刈り機(手動)のご紹介
我が家には広めの芝生エリアがあるのですが、
芝のメンテナンスは手動の芝刈り機でまかなっております。
芝刈り業界(?)ではメジャーなキンボシ(ゴールデンスター)の芝刈り機ですが、
ローコストな電動芝刈り機と同じくらいの価格帯でして、
手動の割に高価なんですが、切れ味は素晴らしいです。
刃研ぎも比較的簡単にできますしオススメです。
手動芝刈り機は伸びたら負け
ところが手動の芝刈り機って1つ問題点があって、
芝生が密になって伸びてくると、引っ掛かって前に進まないことがあるのです。
少々の引っ掛かりなら少し余計に力を加えれば大丈夫なのですが、
その分だけ「疲れる」わけですねえ・・・。苦笑
とくに今年の夏なんかクッソ暑いし、
芝生は長梅雨で伸びまくって引っ掛かりまくりだし、
芝刈りのたびにバテバテでしたねえ・・・。
もちろん、ある程度は力任せにグイグイ押して、
何度も同じ場所を繰り返し刈ることで、何とか綺麗になるんですが、
でも、さすがに今年は芝が長く伸びすぎてしまって、
引っ掛かったらウントモスントモ動かなくなってしまうレベルでした。
電動の刈払機を試してみる
そこで思いました。
「我が家も機械化するしかない!」
ついに田舎暮らしの時に使ってた刈払機を買うことにしました。
刈払機ってのは小型エンジンで動くカッターでして、
よく国や自治体に雇われた業者の人が、
高速道路や公道沿いの雑草を刈るときに使う道具です。
実は田舎の人って一般家庭でも刈払機を1,2台くらい持ってて、
僕も田舎暮らしをしていた時はこれで草を刈ってました。
さらに、ご近所さんに刈払機で芝生を刈る方法も教えてもらったので、
芝刈りもこれでやっていたのです。
まさにオールマイティ!
最初は芝生を土ごと削っちゃうくらいの下手くそなレベルでしたが、
だんだんと慣れてくると芝生をうまく刈れるようになります。
刈払機は騒音と石跳ねが気になる
でも問題があります。
今住んでいるところは田舎ではありません。
住宅地でしかも分譲地です。
刈払機など持っている家はほとんどないでしょう。苦笑
僕も昔はそうでしたが、刈払機って見てるだけで怖いんですよ。
あれを使ってる人を見ると近寄りがたいです。
石もバンバン跳ねますしね。
あんなものを近所で使ってたら、嫌がる人もいるだろうなって、
そう思ったのです。
しかも騒音もすごいです。
エンジンですからバリバリとすごい音がします。
月1くらいならまだしも、週に2,3回使うのは気が引けます。
あと、回転カッターは石も跳ね飛ばしますし、
もしも飛んだ小石が隣家の窓とかにパチンと当たったらヤバイですよね。
場合によっては窓ガラスが割れることもあると思います。
ナイロンコードの電動刈払機を買う
そこで見つけたのが、ブラックアンドデッカーの電動式の刈払機です。
しかも金属のカッターでなくてナイロンコード式です。
円形の金属刃でなくて「ひも」で芝生を刈るのです。
金属刃だと大けがの心配がありますが、
これなら比較的安全です。
音もエンジン式と比較にならないほど小さいし、
石もあまり跳ねません。
あと、エンジン式でよくやってしまった失敗、
誤って木や花を切断してしまったということもありません。
(細くて若い花の茎とかは切れますよ。苦笑)
少なくともある程度大きくなったバラくらいの太さであれば、
ナイロンコードが少々かすったくらいでは切れません。
あと、金属刃だとブロックなどに当たると高い金属音とともに、
刃は欠けてブロックに傷がつきましたが、
ナイロンコードであればどちらも無傷です。
その代わりナイロンコードはどんどんすり減っていくので、
スペアは用意しておく必要があります。
今回はスペアも2つ、本体とセットでついてきました。
ちなみに使ってる最中に擦り減って短くなると、
なんと、自動的に長さが調整されて伸びてくれるので、
とくに意識せずになくなるまで使い続けられます。
電動刈払機のパワー不足は否めない
でも、「安全」な刈払機であることの裏を返せば、
エンジン式よりも切れ味は悪いということになります。
芝生もスパスパと綺麗に切れる感覚・感触はありません。
なので、切り口は綺麗ではありませんね。
しかも操作がエンジン式刈払機とは少し異なり、
芝生と平行に刈ると回転する駆動軸部分の下方の突起が地面と干渉して、
上手に短く平行に刈れないんですよね・・・。苦笑
懸案の「伸びすぎて手動芝刈り機で刈れなくなった芝生」についても、
上記の理由で一度でザーッと素早く平行に広い面積を刈れません。
さらに、充電がなくなってくるとパワーも落ちますし、
徐々に刈れなくなってくるのがわかります。
まあ、充電は20分くらいは持ちますけどね。
バッテリーパックも単品で売ってますしね。
とはいえ、やはりパワー不足ですねえ。。。
エンジン式刈払機のように広い芝生全体を、
ザーッと綺麗に刈るような用途ではないなと思いましたね。
でも、際刈り用等の用途限定で使う分には重宝します。
芝刈り機では入れない狭い部分とか刈れますしね。
なので買う価値は十分にありますね。
あと、雑草などの草刈りにも使えます。
あまりに太くて強固に根を張る雑草はダメですけど、
例えば家の外周とかアスファルトの隙間に生える雑草とか、
さっと持ち出してさっと刈れるのは嬉しいですね。
なので買って損だったとか、後悔は今のところありません。
最終兵器、電動芝刈り機を買う
というわけで、電動刈払機は広い庭全体の芝刈り用途としては、
いまいち使えないことがわかりましたから、
もう覚悟を決めて本格的な電動芝刈り機を買うことにしました。
こちらです!
今回導入したのはリョービの電動芝刈り機「LM2810」です。
「LM2310」よりも5cmほど幅の広いタイプですね。
庭が広めなので幅が広い方が楽かなと思ったのです。
使い方は簡単ですが、最初に刃の調整が必要みたいです。
ハガキくらいの厚さの紙がスパッと切れるくらいに調整します。
これ、けっこう大事な作業みたいですね。
調整せずに使い始めると多分、思ったように芝生が刈れないと思います。
あと、レビューとかで「使用中に部品が外れる」というクレームがけっこうありましたが、
とくにウチは大丈夫でした。
ていうか、どの部品が外れてしまうのかもわかりませんでした。
うーん、なんでしょうね?
まあいいや。笑
電動芝刈りの切れ味はすさまじい
さて、さっそく切れ味を試してみましたが、
もう、びっくりというか、感動ものですね。
長く伸びてしまった芝生も全く引っ掛かることなく、
スーッと摩擦感なしに刈れてしまいます。
手動の芝刈り機であれば、引っ掛かりながらも、
何度か往復させてやっと刈れただろう芝生が、
ほんの1往復でスッと短く刈れてしまうのです。
これは大成功、まさに大当たりでした。
これで長く伸びすぎてしまった我が家の庭の芝生も、
すべて刈ることができました。
このとおりサッチ(芝生の刈草)も膨大な量がでました。苦笑
このサッチの回収も電動ならではのメリットがありまして、
刃の回転の風圧で漏れなく集めてくれるんです。
なので、あっという間に下のサッチ回収ケースも満杯です。
いやあ、電動芝刈り機恐るべしですね。
どうしてもっと早く買わなかったのでしょう。苦笑
電動芝刈り機のデメリット
とはいえ、電動のデメリットも発見しちゃいました。
まず最初に感じたのは「重い」ということ。
電動を使ってから手動芝刈り機を使うと、
電動の重さを改めて実感しちゃいますね。
しかも、サッチがたまればたまるほど重さが倍増!
サッチが満杯に近くなると、苦痛なほど操作性が落ちます。。。
重いので向きを変えるだけで「よいしょっ」ってなります。。。
あと今回はコード式の電動ですから、コードの取り回しが面倒です。
これはもうデメリットのナンバーワンと言ってもいいです。
コードを誤って巻き込んだらスパッと切れてしまいますから、
コードを片手で持って避けながらの芝刈機の操作になります。
時に片手での操作になるので、やはり操作性が落ちます。
充電式の芝刈り機は、やたらと高価!
あ、いちおう事前に充電式も検討したんですよ。
でも、かなり微妙だったのです。
充電式ならマキタかなと思うのですが、かなり高価です。
良いなと思った機種は5万円じゃ買えません。苦笑
しかも大きくてゴツイのでウチの庭程度でここまでのサイズが必要なのかとも思ってしまいます。
逆に小さいと充電式ゆえにパワーも心配ですし。
ま、リョービの充電式もあったんですけどね。
サイズはマキタほどではないので手ごろでした。
でも、同じく5万じゃ買えません。。。
とにかく充電式は、やたらと高いんですよね。。。
我が家の芝生ごときでそこまで…という思いがぬぐい切れず、
となると、コード式のリョービかなあって思ったのです。
(もしもコード式が壊れたら充電式を買いましょうかね。)
電動芝刈機があっても手動は必要だ
ちなみに、手動の芝刈り機はどうしたかというと、
普通に使っています。
やっぱり電動よりも手動の方が手軽です。
なによりも軽いし小回りもききます。
それに電動でいったん短く刈りこんだ芝生は、
短く生えそろっているが故に、
手動芝刈り機でも引っ掛かりも少なく刈りやすいのです。
やはり芝生は「いかに伸びる前に刈るか」がポイントですね。
これがすべてのように思いますね。
芝生の状態の悪さに気が付く
さて、ざっと電動芝刈り機で伸びすぎた芝生を刈りあげたわけですが、
部分的に黒々とした部分が出てきました。
これって土じゃなくて、サッチが湿気で腐って黒ずんだ部分なのです。
芝生を刈ったあとにサッチをそのまま残しておくと、こうなるようです。
しかも長梅雨で伸び過ぎたので芝生の根元は余計に日が当たらず、
湿気が残って黒ずんでしまったようです。
ところどころ黒ずみが酷いところは、
伸び過ぎた故に軸刈り状態にもなっています。
でも長梅雨とはいえ割と頻繁に芝刈りをしたんですが、
それでも伸びすぎてしまったのはなぜでしょう。。。
はい、その理由の1つがわかりました。
よくみたら部分的に芝生が寝ているんですよね。。。
こうなると、そもそも芝生は刈れませんから延びすぎますよね。
何で寝てしまうのか、を考えると、、、
なんとなく全体として芝生の状態が悪いよなあって思ったのでした。
芝生の更新作業(低刈り)をしていなかった
なにか芝生の世話にコツがあるかと色々調べましたら、
どうも芝生の更新作業(低刈り)ってのが必要なようですね。
冬の間、休眠していた芝生が目を覚ます春の前に、
刈れた状態の芝生をざっと短く刈りこむ作業を、
芝生の更新作業と呼ぶようです。
ザクっと非常に短く刈りこむので、
更新作業のことを「低刈り」とも呼ぶようです。
あー、そんなの当然やってなかったよねー。
つーか、今知ったしねー。笑
当たり前ですが、冬に刈れた枯草部分は復活しないので、
ゴミも同然なのです。
それを春になる前に全部刈り取って綺麗にしなければならないということです。
それを春が過ぎても放置しておくと、
枯草部分が邪魔になって新芽が綺麗に伸びないようです。
うーん、よく考えれば当たり前のことでした。
だって咲き終わった花は植木鉢から取り除きますからね。
それと同じですよね。。。
根切り作業というものもあるらしい
調べると他にも芝生の状態を良好にする方法があるようです。
それは根切り作業というもの。
こんな道具を使って上からカッターで根をプチプチと切ってあげるそうです。
この根切り作業はスライシングとも呼ぶらしいのですが、
芝生の成長を促進させるために、
定期的に根を切ってやる作業が必要らしいです。
放っておけば芝生ってどんどん伸びますが、
つながった状態よりもバラバラになってる方が
成長が良くなるみたいです。
当然、そんなこともしてません。笑
でも、調べていくうちにリョービの電動芝刈り機には、
根切り刃ってのが別売りで存在するらしいんですよね。
これを芝刈用の刃の代わりに取り付けてあげると、
簡単に根切り作業ができてしまうというのです!
ちなみに根切り刃で同時にサッチング(サッチの回収)作業も兼ねることができて一石二鳥です。
うーん、リョービの芝刈り機、すごいな!
来年の春(3月くらい?)が楽しみです。
今年は2年目の芝生ということで出来栄えが楽しみでしたが、
長梅雨のおかげで少し失敗してしまいました。
でも来年は根切りとサッチングできっちりと芝生の生育環境を整えてみたいと思います!