今年はまだまだ続きます。
今日もまた我が家の「剪定」シリーズです。
引越して3年を過ぎまして、狙い通り庭が森のようになってきまして。
まだ樹木が小さいうちはザックリと選定すると枯れてしまうこともあると言います。
そこで、ある程度大きくなって根がしっかりと張ってから剪定しようという計画です。
今回は我が家で一番の面積?体積?スペース?を占有するモッコウバラです。
モッコウバラについては過去のブログでは目隠しとして使えますよと紹介させて頂いております。
上のブログを読んで、写真を見ていただければわかります通り、成長がものすごいです。
最初は30センチ程度の苗でしたが、3年も経たずに驚くほどに巨大化します。
剪定は必須といっても良いでしょう。
というわけで今日はモッコウバラの剪定について、しかもザックリと思い切って強剪定した話です。
モッコウバラとは
モッコウバラは文字通りバラの一種です。
でも、植えて育ててみるとバラとは全然違う花という印象です。
モッコウバラのメリット
バラと何が違うか、バラよりも良い点を挙げます。
まずトゲが無いので、とても扱いやすいです。
写真を見ての通り、太い枝にもいっさいトゲがなくてツルっとします。
普通のバラの場合、近くを通る時にトゲに服や肌を引っかけないよう注意しないといけませんが、その心配がありません。
剪定する時もトゲを気にせずに手で枝を握って抑えながら切ることができます。
あと、花数がとても多いです。
そして、バラの三分の一くらいの小さい花が咲きます。
ミニバラよりも一回り小さいです。
しかも、下の写真の通り、ものすごい花数なのです。
花の香りはさほど強くはないのですが、これだけ花が咲くと庭中にバラの甘い香りが漂います。
この強すぎない上品な香りは天国にでもいるような気分になります。笑
そんなモッコウバラですが、実は値段も普通のバラよりも安いのです。
京成バラ園とか、普通のホームセンターとかでバラを売ってますが、たいがいバラって高価です。
一鉢で安くて3000円、高いもので5000円とか品種によってはそれ以上します。
でも、モッコウバラは2000円もしないです。
下の写真には値段のタグも付いてます。笑
恐らく丈夫で育てやすくて、増やしやすいというのも安い理由かもしれません。
3年以上育ててきましたけど、よほどのことが無い限り枯れそうにありません。
ちなみにモッコウバラというと黄色が多い印象ですが、我が家は白です。
八重咲の白ですので、花は小さいですがアップで見るとゴージャスです。
モッコウバラのデメリット
ただし、モッコウバラにはデメリットもあります。
最初に書いた通り成長がものすごく早いことはメリットでもあるのですが、デメリットにもなります。
とくに花が咲き終わった後にシュートと呼ばれる徒長枝がビュンビュン伸びることです。
こんな感じで、突然おかしなところからビュンと伸びるのです。
この何の脈絡もない伸び方が景観を壊すのです。
ですので、シュートは基本的にはモグラたたきのように切り落とす必要があります。
ちなみに、モッコウバラがまだ小さいうちは、フェンスを覆ってくれるまでシュートは切らずに残します。
そのわざと伸ばしたシュートをフェンスに這わして誘因してあげるのです。
ウチはもうその時期は過ぎましたので、昨年の秋くらいからシュートはバシバシと切り落としてますけども。
でも、シュートの伸びるペースがめちゃくちゃ早いです。
数も多ければ、成長も異様に早いのです。
ウンザリするほどです。
あとバラは基本的には落葉樹ですので、冬になると葉が落ちます。
花が咲いた後も花ガラが落ちますので、後片付けが大変です。
特に我が家のようにフェンス一面に這わせてしまうと除が大変です。苦笑
大変な分だけメリットは多いのですが、ある程度の覚悟は必要ですね。
モッコウバラの成長具合
では、どのくらい成長が早いかという様子をご紹介します。
上のブログにも書いたのですが、こちらが植えた当時のモッコウバラの苗です。
大きな苗と小さな苗を交互に植えました。
後で調べたらちょっと間隔を詰めて植え過ぎたようです。苦笑
もっと間隔をあけても十分にワサワサになってくれます。
小さい方の苗は、植えてすぐに一本ニョキッと伸びました。
そして、こちらが翌年の春です。
もう既にシュートも何本か伸びてて、ちょっとワサワサ感が出てますね。
そしてタヌコさんがかわいい。
こちらは夏です。
わずか一年足らずでもうこんなにワサワサになるのです。
正直言って予想外のワサワサっぷりで試合放棄したいくらい。笑
そして、これが二年目になるとどうなるか。
この通り、見事フェンスにそって綺麗に咲てくれました。
そしてこちらが今年3年目のモッコウバラです。
曇り空なので、ちょっと見た目が暗い印象ですが、フェンスをほぼ覆ってます。
およそ2年、かかっても3年でこれくらいになりますので、やはり成長は早いですよね。
ちなみにウチの場合は誘引(シュートをフェンスに這わせること)がテキトーです。
綺麗にフェンスに這わせて固定したわけでなく、雑にフェンスの隙間にシュートを通しただけです。苦笑
ですので、上手な人ならもっときれいに咲かせることができると思います。
モッコウバラの剪定
上の写真くらいまでフェンスを覆ったら完成形です。
ここまで来ればあとは、バカスカと伸びてくるシュートを都度バシバシと根元から切っていくだけです。
が、少々ボリュームが出過ぎたので、今年は全体的に剪定をすることにしました。
一般的に植物はこんもりとして中まで陽が当たらず風通しが悪いと病気や虫がついたりするからです。
写真を見ると中の方が暗闇になっており、けっこう厚みがあることがわかりますよね。
フェンスにも負荷がかかるし、強風も受けやすくなりますしね。
というわけで、思い切ってざっくりと強剪定です!
目標は透けて見えるくらいの剪定
モッコウバラも花が茶色くなってきたので剪定スタート。
ちなみに今回は刈り込まずに一本ずつ丁寧に剪定。
ぶつ切りにせずにちゃんと根元から切ります。
透かすようなイメージで剪定しました。
目標としては後ろの景色が透けるくらいの剪定です。
表面をはがすように薄くしていきます。
写真右側から左へと透かして行ったのですが、ていうか、かなり表面を削ったつもりですが、まだまだですね。
一通り表面を薄くしていきましたが1日以上かかりました。
それでも、まだまだ透かし足りないですね……。
反対側から見るとこんな感じですが、後ろの景色があまり透けてません。
やっぱり、まだまだ剪定が足りないですね。
ここからさらに透かしていきました。
だいぶ向こう側の景色(道路)が見えてきましたけど、もう少し透かしたいところです。
あんまりスカスカだと目隠し要素がなくなっちゃうので、このくらいかな?
今年はいったんここまでで剪定完了としました。
御覧の通り、フェンスをぐるっと向こう側の景色が透けて見えるくらい剪定しました。
おそらく、秋までには再びワサワサになり向こうが見えなくなるのかなって思います。
剪定し過ぎて枯れちゃう心配はしてないんですけどね……。
でも、初めての強剪定なのでどうなるかわかりませんね。
が、そんな心配も杞憂でした。
もうすでに赤っぽい色をした新芽がバカスカと生えてきていました。笑
シュートも生えてますが、細い枝からの新芽もたくさん生えてきてますね。
安心しました。
クリーンセンターにゴミ持ち込み
というわけでモッコウバラの剪定ですが、いやあ、疲れました。
ヘトヘトになりましたね。
さすがに来年はここまでの強剪定にはならないと思ってます。
ま、どうなるかは来年のお楽しみですけどね。
しかし、ゴミの量が凄まじかったです。
45リットルのゴミ袋が20袋ほどになりました。
これ、ものすごい量ですよ、まじでー。笑
しかも、うちの近所のゴミルールだと一日5袋までなので、完全に容量オーバー。
そのためクリーンセンターに持ち込みました。苦笑
しかし残念なことに、車にパンパンにゴミ袋が積み込まれた写真を撮り忘れてしまいました。
次回はちゃんと撮っておかねば……。苦笑
以上、モッコウバラの剪定について書いてみました。
皆様のご参考になれば幸いでございます。