今年もまた冬がやってきました。
しかも今年の冬は超・寒いです!
雪も降りましたし、しかも関東でも珍しく積もりましたからねー。
さて、長らくブログで報告してませんでしたが、今日はDIYで作ったメダカ池のその後の話です。
意外にメダカ池の記事が読まれておりまして、現状が気になっている方もいらっしゃたかもしれません。
正直な感想として、やっぱり池はメンテナンスが重要かつ大変だなあって思います。
どのようなメンテナンスが必要かについて、我が家の場合をご紹介しようと思います。
もちろんメダカの現在の話も最後に書きましたので、ぜひぜひ読んでくださいねー。(ついに全滅か!?汗)
池作りからメダカを飼うまでの経緯
自粛が続いてガーデニング三昧のはずが、仕事が忙しくなってしまいまして。
ガーデニングも花木を植える場所もなくなりネタ切れということで、長らく庭のブログを書いてませんでした。
それではメダカ池も放ったらかしかというと、そういうわけにはいかないのです。
はい、そうです、メダカの世話が大変なのです!
生き物ですからね・・・!
って、いえいえ、違います。
メダカの世話は大変ではありません。
実はメダカよりも大変な子がいるのです。
それは「池」そのものです。
池の世話(メンテナンス)が思ったよりも大変なのです。苦笑
池を維持するためにやらなければならないことがいくつかあります。
その前に今までの経緯をさらっと簡単におさらいしましょう。
池作りについて
まず我が家には元々「池」などありませんでした。
新築時に外構屋さんに池を作ってもらったわけではありません。
ふと思い立って、DIYで庭に池を掘ろうと思ったのがきっかけです。
池作りはある程度体力がないとしんどいですね。
庭に畳一畳分くらいの穴をフラフラになりながら掘って、水が漏れないように池の外側を粘土で固めます。
粘土は市販の猫砂(ベントナイト)を土に混ぜてこねて作りました。
この粘土の練り作業も筋肉痛になるほど大変でした。苦笑
メダカについて
池ができたら少し時間を置いてメダカと水草(とミナミヌマエビ)を投入。
雌雄まぜこぜで色んな種類のメダカを20匹ほど投入したでしょうか。
投入後すぐに子を産んで、子メダカが100匹くらいウヨウヨ・・・。苦笑
そのうち淘汰されて数は20匹、10匹と徐々に減りましたが、問題は冬越しでした。
難易度の高いとされるメダカの冬越しです。
ついに全滅かと思いましたが、しかしメダカは強かった!
6匹のメダカが生き残ったのです。
過去のブログでは、ここまでの話をご紹介しております。
メダカ池のメンテナンス
さて、諸行無常という言葉通り、全てのものは変化します。
進化するか劣化するか。
放っておけば劣化します。
池もまた、劣化する速度の速いこと・・・。苦笑
2020年の春に池を作りまして、こちらがその年の夏の池の様子。
ホテイアオイがかなり増えてます。
そしてこれが初めての冬越しした直後の2021年の3月です。
ホテイアオイは増えすぎたので前年中に全撤去しました。
こちらは2021年の11月くらいだと思います。
かなりの勢いで池の周囲の土手の劣化が進んでおり、防水シートが見えてしまっています。
水草のアナカリスもワッサワサに増えてしまってますね。
そしてこれが2022年の1月、つまり現在の様子です。
そろそろ池の大規模整備が必要ですねー。苦笑
以上の写真からもわかると思いますが、池のメンテは次の4つです。
(1)増えすぎる水草の除去
(2)落ち葉の除去
(3)崩れた土手の修復
(4)日々蒸発する水の補充
ひとつづつ解説したいと思います。
増えすぎる水草の除去
まず、池のメンテナンスとして頻繁に実施したのが水草の除去。
最初でこそ、メダカのためを思って水草を植えたのですが、メダカを追いやるほど増えまして。苦笑
実際、池を作ってメダカ投入直後の水草はたったのこれだけでした。
写真左のホテイアオイと、水中のアナカリス、それぞれ2株ずつでした。
少ないなあと思ったくらいですが、それが夏にはここまで増えてしまったのです。
大量のホテイアオイに隠れてますが、水の中のアナカリスもすごい勢いで増殖しています。
水草は少しは必要ですが、あまりに増えてしまうとメダカが酸欠になったり、日光不足になったりで生育によくありません。
なので、適度なバランスを維持するため、時々は駆除しないといけないのです。
落ち葉の除去
次に大変なのは落ち葉の除去です。
このように我が家は池の周りにたくさんの木々が植わってますから落ち葉もすごいです。
落ち葉は秋以降に急激に増えます。
池に落ちたまま放っておくと池の底に沈んで腐敗してヘドロとなります。
ただ、メダカの冬越しなどで水底の落ち葉が必要らしいので、ある程度は許容しても良いかもしれません。
とはいえ、我が家はその量が半端ないので、割と頻繁に除去しないと大変なことになります。
上の写真のようにホームセンターなどで売っているゴミばさみ(大きなピンセットみたいなやつ)で枯葉を取り除きます。
たまに、沈んだ枯葉にミナミヌマエビがくっついていたりして、ピチピチと跳ねて池の外へ飛んで行ってしまいます。苦笑
「やべえ!」と急いで土に落ちたエビちゃんを探して水に戻すんですが、もしかして何匹かは干物に・・・。
崩れた土手の修復(堤防工事?笑)
次は池の土手の修復です。
プラスチックの池なら修復など不要なのでしょうけど、我が家の池は手掘りです。
池の土手は文字通り「土」ですので、雨風でどんどん劣化していきます。
このように粘土の下に敷いた防水シートがあらわになってしまっています。
防水シートも太陽にさらすと劣化が早いので、なるべく早めに土手を補修して土の中に隠します。
そこで池の底にたまった泥をさらって、上からかぶせます。
もちろん、また雨が降れば徐々に削れてシートが見えてしまいます。
でも写真手前をみてわかるように芝生が伸びてくると雨除けになるんですよね。
わざと芝生を侵入させて、もう少し雨除け効果をアップさせることができないか、現在試行錯誤中です。笑
日々蒸発する水の補充
最後は池の水の補充です。
先ほどの写真を見てもわかるとおり、池の水が干上がっているように見えます。
冬は夏ほど蒸発しませんが、降水量が減りますので2、3週間ほど雨が降らないとこのくらいになってしまいます。
そこで、常にバケツ1杯分の水を貯めておいて、水が減ったら補充してやります。
水を補充した直後は泥が舞い上がって水が濁りますが、徐々に綺麗になります。
と、このように池のメンテナンス作業は思ったよりも多くて大変です。
もしもメダカの冬越しが失敗していれば「池など埋めてしまえ!」となってしまっていたかもしれません。笑
ということは、まだメダカは生きている!?
メダカはエサを与えなくても育つ
そうそう、肝心のメダカはいったいどうなってしまったのでしょうか!?
まさか、全滅・・・!?
安心してください、2021年の冬越しで6匹が生き残りましたが、夏以降も元気でした。
この写真でも5匹は確認できますね。(どこにいるかわかるかな?笑)
そして2022年の寒い冬、池の水は毎日のように凍ります。
これを見たらメダカがここに住んでいるとは到底思えませんよねー。
が、氷の溶けた昼に池を除いてみると池底にメダカがじっと身を潜めておりました。
でも動かないから生きてるかどうかわからない・・・。
そこで先ほどの水を補充した直後の池を拡大しますと、中央にうっすら赤いものが!
この時、水に触れたらヒュっと動いたので生きてますね!
というわけで、2022年1月時点で全滅は免れております。
現在は3匹ほど確認できておりますが、泥の中に隠れていて6匹全員が生きているかもしれません。
が、こればかりは春を待たないとわからないですねー・・・。
でも、すごいなあと思うのはメダカは本当にエサをあげなくても生きることができるんですねー。
池を作って最初の数カ月は餌をあげてましたけどね。
でも今となっては水の中の微生物だったり、夏はボウフラだったりを食料としているのでしょう。
もう1年以上ずっとエサはあげてないので、ある意味でメダカは「世話入らず」なのです。笑
ま、池のメンテが間接的にメダカの世話だと言ってもいいかもしれませんけどね。
というわけで、池のメンテナンスの話でした。
単に池を作りたいだけなら放置でも大丈夫ですが、メダカがいるとなるとメンテナンスは必須です。
これから池を作りたい人、そこでメダカを飼ってみたい人はぜひ参考にしてくださいねー!