この前テレビを見てたら芸能人のヒロミさんの、
ハワイの別荘のリフォームをやってました。
「キッチン周りのリフォームはうまくやったなあ」
なんて思ったんですが、ハワイですからね。
僕には縁のない場所です。
まあ、妻はハワイが好きで何度か行ったみたいですが、
僕は全然興味が無くて、
強いて言えば、ハワイはハワイでも、
自然豊かなハワイ島になら行ってもいいかなというくらい。。。苦笑
というわけで今日は、ふとしたことで、
「ハワイに別荘を持つ?」
という選択を迫られた話です。笑
アウトレットで買い物中にヒルトンの人に捕まる
あれはアウトレットで買い物をしていた時です。
妻が買い物をしてる間、
妻があれこれ迷っているのを見るのが退屈なので、
近くのベンチでコーヒーを飲みながら座ってましたら、
ふと「ハワイに無料でご招待!」というキャッチコピーが目に入りました。
アウトレットの一画に特設ブースができており、
そのブースで「ハワイ無料招待キャンペーン!」
みたいなことをやってたのです。
ハワイなんて全然興味が無いのですが、
無料で招待してくれるなら「そりゃ行くよ」と思いまして(笑)、
じーっとキャッチコピーを眺めてましたら、
お姉さんが「よろしければ、こちらへどうぞ。」
と、目が合うたびに声をかけてくるので、
気まずくて少しだけ話しを聞いてみることにしたのです。苦笑
話しを聞くだけで無料でハワイに招待?
さて、妻も戻ってきたので一緒に話を聞くことにしました。
すると、お姉さんがいわく、
「ハワイの別荘の説明会に参加して頂くだけでハワイに招待します」
「もちろん、別荘を買わなくてもハワイは無料でご招待します」
というのです。。。
は
げ
し
く
あ
や
し
い
・
・
・
普通に考えたら、明らかに怪しいです。
普段なら「あはは」と言いながら笑って立ち去るのですが、
でも、話を聞くとブースの主催者は、あのヒルトンホテルでして、
どうも嘘じゃなくて本当の話みたいでした。
ヒルトンて、あの、ヒルトンです。
無料ハワイの前に事前審査があるらしい
なので、とりあえず最後まで話を聞くことにしたのです。
するとお姉さんが「詳しい話の前にアンケートをどうぞ」とipadを渡されまして、
家族構成や年収などの個人情報収集アンケートに答えましたら、
お姉さんいわく、
「ありがとうございます、お客様は条件に適合しました。」
だって。。。汗
なんだよ、アンケートとか言って勝手に審査しやがって。笑
しかしこの「あなたは特別です!」的なセリフも、
典型的な詐欺臭がしますし胡散臭さ満載です。
ヒルトンじゃなくてヒレトンとかヒルトソじゃないだろうな?
とか思って色々ブースを見まわしても、やっぱヒルトンです。
というわけで次は◎月◎日に、
国内某所のホテルへ説明会に行ってくださいとのこと。
とにかく説明会で話を聞きさえすれば、別荘を買わなくても、
ハワイに無料で行けるようです。
きっと説明会に行けば敏腕の営業マンが出てきて、
「ハワイに別荘を持ちましょうよー、イッヒッヒ。」
とか言って営業をしてくるんでしょうが、
そんなもん買えるわけありませんからね。
最初から99%断るつもりで無料ハワイ目的で説明会に行ったのでした。
タイムシェアでハワイに別荘を持つという選択
さて当日、某ホテルのオフィス棟に到着しました。
指定されたフロアに行きまして5分ほど待たされたでしょうか、
日焼けした「いかにもハワイ」な担当者が出てきまして、
小さなブースで僕たち夫婦と担当者3人で動画などの紹介ムービーを織り交ぜながらの説明が始まりました。
なので、説明会と言っても個別説明会ですね。
年寄を集めてサクラを使って高い鍋を売るとかの集団心理詐欺じゃなくてよかったです。
だんだんと警戒が解けてきました。
さて、説明は核心に入ります。
どうも話を聞く限り、ハワイに別荘を持つといっても、
1軒まるっと購入とかじゃなくて、
タイムシェアという方法で購入するみたいでした。
タイムシェアとはなにかと言いますと、
ヒルトンのコンドミニアムホテルの一室を、
1週間ごとに複数人で共同購入しようという仕組みだそうです。
つまり1年365日で52週間ですから、
通常の52分の1で別荘の1室が所有できるという計算です。
簡単に言うと、1年に1週間だけ、ハワイのヒルトンホテルに、
コンドミニアム形式で宿泊することができる権利ということです。
ちなみに、権利はポイントという形で所有するので、
夏に4日、冬に3日みたいにポイント分散して使うことも可能だそうです。
さらにポイントは翌年1年のみ繰越できるので、この仕組みであれば、
「どうせ別荘を買っても年に1、2回くらいしか行かないでしょ?」
「別荘はめったに行かないから、もったいないよ。」
というオーナーの誰もが持つ共通の悩みを解消できるとのこと。
ま、僕も田舎に別荘を持った際に抱いた悩みですね。。。汗
問題は金額ですよね、え?車1台分?
というわけで長々と「仕組み」の説明が始まりましたが、
なかなか価格の話が出てきません。
最初にさらっと
「車1台分くらいでハワイに別荘が持てるんですよ!」
と伏線を張ったきり具体的な価格が出てきません。
あのね、車でもピンキリあるんですよ。
いったいいくらですか?
そう思ってたらついに価格の発表です。
なんでそんなもったいぶるのかわかりませんが、
ついに日焼け営業マンが価格を発表しました!
ざっと、600万くらいとのこと。。。
おいっ!笑
高けーし。。。
無理ですねー。苦笑
もっと割安なタイムシェアのプランもあるみたい
さあ、600万という金額を聞いて、
「はいはい、ダメだこりゃ。終了ー。」
という半笑いのあきらめ顔をしていましたら日焼け営業マンから救いの手が。
「実はですね、今回のキャンペーン限定で、
もっとお得なプランも用意しているんですよ!」
とのことで、1段安いプラン、2段安いプランが出てきたのでした。
ていうか迷ってると、どんどん安いプランが出てきますので、
いったいどれだけプランがあるのかと、いぶかりましたが、
安いプランは安いなりに制約が付きます。
1年で1週間の所有期間を、2年で1週間に縮めたり、
そもそもオフシーズンしか利用できないとか、
安いなりに「使い勝手の悪いプラン」になっていきます。
でも、「あ、それいいな!」と思ったのは、
購入するのは「権利ポイント」だから、
ヒルトン系列または全世界の提携のホテルにポイントを振り替えて利用することもできるそうです。
国内にも多くの提携ホテルがあるようでした。
とはいえ、せっかくハワイの別荘を所有したのに、
国内のホテルばかり利用するってのもどうかという話です。
ハワイで所有権登記もするわけですし、
そもそもハワイ好きな人のための商品ですからね。。。
と、その前に・・・、
安いといっても、一番安いプランでも300万くらいですよ。
決して安くはないのです。
タイムシェアでハワイに別荘は検討する価値はあるのか?
とはいえ、ヒルトンの超豪華な部屋ですし、
購入ということですから最初に数百万円を支払えば一生使えるわけです。
日割り計算ならどうだろうかと、
いちおう元が取れるか計算してみた方がいいなと思いました。
ただし、こういったマンション系の建物は「管理費」がかかるのが注意事項です。
ヒルトンも年間に15~16万くらいの管理費がかかるのです。
また予約時に1万円程度の手数料もかかるそうです。
この辺は為替相場で変わるので注意です。
日焼け営業マンがぺちゃくちゃうるさい中、
その場で頭の中で金額をシミュレーションします。
すると、やっぱりウチら夫婦の場合は採算が合わないって結果が出ました。
持ち帰って計算しても、やっぱり微妙だなと。
もう少し若ければ良かったかもしれません。
こんな人ならタイムシェアが向いてるかも
思うに、この仕組み自体は悪くありません。
単純に、正月とか夏休みのハイシーズンのハワイで、
ヒルトンの広くて豪華なスイートルームのような部屋に宿泊できますからね。
なので、こういう人なら向いてるかもしれないなと思いました。
・旅行に頻繁に行く時間がある
・とにかくハワイが好きでたまらなくて最低年に1回は行ってる
・年齢が20代とかで若い=死ぬまでに権利を使える回数が増える
もちろん僕たちはどれも当てはまりませんでした。
ただ、これは所有権なので売却できるんです。
それも見越して買っても良いかもしれません。
でも、売る時はすべて自分で段取りと手配をしないといけませんし、
そもそも、いくらで売れるかはわかりませんからね。
不動産物件ですから為替相場で変動するだけでなく、
色んな条件で上がったり下がったりしますからね。
それを考えると、このような損得を考えることのない、
本当にハワイが好きで毎年行くって人じゃないと買えないでしょうね。。。
結局、無料ハワイ宿泊も行きませんでした~
とりあえず「即決はできないので持ち帰ってもいいですか?」
と日焼け営業マンに聞いてみると、
「正直、ご購入されるお客様はほとんど即決なんですよ~。」
だってさ。。。
何が言いたかったのか真意がよくわかりませんでしたが、
あらためてハッキリと、
「この金額を即決するのは無理です。」
と一言伝えて説明会は終了となりました。
最後に無料のハワイ宿泊券を頂くのですが、
「宿泊先は今回分譲するホテルではなくて、
こちらの別のホテルになります。
こっちはちょっと治安があれですが、良いホテルですよ。」
だってさ!苦笑
ま、治安うんぬんが理由ではありませんが、
結局、無料ハワイ宿泊の権利は使わずに放置しちゃいましたね。。。
説明会の日から2か月以内に予約しないといけなかったんですけどね。
ちょっと予定も立ちませんでしたね。
まあ、無料と名の付くものには何かあるって教訓を得ただけでも良かったと思います。苦笑