市街化調整区域の土地で失敗した話

あれからまだ住林さんから返事がありませんので、しばし待機中です。

きっと難航しているのかなと思いますが、待つしかありませんね。。。

その間に、別の話を書きたいと思います。

 

とにかく、市街地に近い田舎を探す!?

さてさて、前述の通り、今の家に住むまでは、田舎暮らしをしていました。

一転して、今は市街地に住んでいるのですが、土地選びに失敗してしまったのは以前に書いた通り。

次は、「別荘地」がいいなと思っていたんですが、近くに別荘地はありません。

かなり山奥とか海岸沿いとかに行けば別荘地があるんですが、妻の通勤等の事情を考えるときついなあと。

なるべく今の家(市街地)に近くて、それでいて、「田舎」の雰囲気がある土地を探すことにしたのです。

そんな矛盾した土地は、なかなかないんですけどね。。。苦笑

 

勇気を出して初めての市街化調整区域(笑)

一般に不動産屋さんが扱う土地は「宅地」です。

市街化調整区域の土地は、言ってみれば、売れないのであまり扱いません。

でも最近はガーデニングブームで、畑として使いたいという人もいるみたいで、ガーデニング用として売り出している場合もあります。

「資材置き場」ってことで売っている土地もよく見かけますけどね。

まあ、家とか建造物を建てる以外なら何にでも使えますからね、ものは書きようです。

さて、まだ住林さんに家づくりをお任せしようと決める前の段階です。

リゾート物件をメインで取り扱う不動産屋さんのサイトに、とても気に入った土地を見つけてしまったんです。(モザイクしてます。汗)

しかも、家から車で15分~20分くらいで行けます。

ん、しかし、「市街化調整区域」って書いてある、じゃ、ダメじゃん!

いや、建築OKってなっているなあ、申請を出すってことか、よし、これ買おう!

という感じで不動産屋さんに連絡したのです。

 

不動産屋さん、めっちゃいい人なんですけど

さて、現地で待ち合わせて不動産屋さんとファーストコンタクト。

この不動産屋さんは、過去に別荘を買ったときにも、一度物件を紹介してもらったことがありました。

結局、別の不動産屋さんで購入してしまいましたが、その時と同じ担当さんでした。

もちろん、向こうは忘れているみたいですが、この人、大丈夫かなって言うくらい正直&低姿勢&人が良い担当さんなんですよ。

(不動産屋さんって、基本、荒いじゃないですか。苦笑)

でも、ちょっと頼りないところがあって、良い人過ぎて、売り主にも買主にも気を使い過ぎちゃう感じなんです。

(あー、なんだか、自分みたいです。苦笑)

でも、基本的に「モノ」が良ければ「営業さんの対応の良い方で決める」というのが自分のスタンスなので、買っちゃおうかなと99%決意していました。

もちろん、土地も気に入ったんですよ。

だって、200坪以上あって、坪単価4万程度、そして、妻の勤務地からも遠くない、市街地にも20分くらいで出れる

ただ、問題は、市街化調整区域だってことと、田舎なので、再び田舎のコミュニティの試練を受けるという2点です。

 

市街化調整区域は申請を通すのにお金も時間もかかる

ところで、市街化調整区域って「ド田舎」には存在しないんですよ。

むしろ都会に近い田舎に存在するんです。

実際、1軒目の家のそばには調整区域って存在しなかったんですよね。

さて、その調整区域ですが、不動産屋さんから、「申請が通るまで時間がかかるよ」と聞きました。

まあ、少々の時間ならOKです。

なぜなら急いでませんから。

でも、申請費用も別途かかるそうなんですよ。

売り主さんと折半して、それぞれ120万円くらいかかるみたいなんですが、それでも、合計して、土地代で1000万円を超えませんから、まだまだ安いです。

しかも、いろいろ面倒な土地だから、可能ならもう少しディスカウントできるかも、とのこと。

お金も時間もかかるけど、これなら、全然OK! そう思ったのでした。

 

ところが、予想を超えてた事実が発覚!

さて、不動産屋さんに、お任せするにしても、見に行った時から連絡があまり来なくなりました。

しかも、「購入します」という申込(意志表示)を早々にしてしまっていたんです。

どうして、「買うよ」って言っているのにリアクションがないんだろうという感じで不思議に思っていたんです。

そこで、不動産屋さんにこちらから連絡をして、次は何をするか聞いたんです。

そしたら、やっぱり、「また連絡します」ということで、しばらく放置。

これが、何度か続いて、さすがに「変だな」と思い、購入までのタイムテーブルみたいなものを頂けますか?と伝えました。

そしたら、「市街化調整区域は私も実は初めて扱うので、どれくらい期間がかかるかわからないんです。」というんです。

えーー、うそでしょーー!?

正直に言うにもほどがあるよね、でも、そういう正直なところが良いんですけど。(どっちやねん)

でも、やっぱり、ちょっと頼りない感じなので、こう伝えました。

「それでは困るから、どのように段取りを組んでいるのか現状を教えてください。」と言ったら、申請を通す専門でやってる建築士さんがいるそうで、その人に連絡を取ってくれとのこと。

というわけで、設計士さんにお会いすることになり、打ち合わせをしたんですが、驚愕の事実が。。。

なんと、半年以上は余裕でかかるとのこと。苦笑

てっきり1~2カ月程度かと思いきや、そんなにも時間がかかるものなんですね。

なんでも、調整区域の土地を宅地にする審議会みたいなものを自治体が実施するのですが、それが年に数回しかないらしいんです

しかも、NGになる場合もあるそうです。

いちおう、不動産屋さんには、申請が通らなかったら、売買契約は取り消してくれると言っていただきましたが、うーん、博打だな。。。と。

 

積水ハウスさんと住林さんの提案

さて、ちょうどそのころは、積水ハウスさんから提案をいただく一歩手前のタイミングでした。

積水ハウスさんからは土地が決まり次第、提案させてくださいと営業さんから言われており、この調整区域の土地のことも話していたんです。

そしたら、積水ハウスさんからは、調整区域を扱うことはよくあることなので、まるっとウチに任せて下さいって言われました。

いやー、その方が安心ですし、ぜひそうしようと思ったんですが、どうも不動産屋さんと、申請担当の設計士さんがつながっているみたいで、その設計士さんに申請業務をやってもらうことが前提みたいなのです。。。

困ったなー、と思っていたときに、住林の今の担当さんから、ベストな土地の提案があり、一気にその調整区域の土地から心が離れてしまったんです。。。

これもまた、運命ですかね。。。

 

とどめは売り主さんの夫婦げんか!?

さて、それでもまだ、調整区域の土地が忘れられません。

だって、200坪以上(実測で300坪くらいあるらしい)の土地なら、もう大好きなガーデニングをやりたい放題ですからね

しかも、安い!

というわけで、もう一度不動産屋さんに状況を聞いてみようと思いました。

そしたら、進捗状況はいまだ変わらず、しかも以前に価格をディスカウントしてくれるという話があったのですが、それがどうもなくなってしまったようでした。

売り主さん夫婦の間で、「先祖の土地なのに安く売り過ぎだ、いや、下げないと売れない」、みたいな話が出ていたそうなんです。

で、夫婦喧嘩みたいになってしまったみたいで(苦笑)、ちょっと値引きできませんってことになったんです。

いやあ、正直にいろいろと教えてくれる不動産屋さんですけどね。苦笑

まあ、夫婦喧嘩はどこにでもありますし、構わないんですが、やっぱり田舎特有の土地へのこだわりと言うのでしょうか、「先祖の土地」とか言われると、ちょっと引いちゃいますよね。。。

ああ、そうか、あそこに住んだら、やっぱり田舎にいた時の「田舎コミュニティ」に参加しないといけないんだよなあ、という思いが急に現実味を帯びてきたんです。

また、仕事が忙しいのに、お祭りとかの行事で手が回らなくなったりするんだろうなーと思ったら、、やっぱりやめよう、と決意したのでした。苦笑

 

そこで、結論。

市街化調整区域の(宅地に転用できる)土地は、その土地が超気に入って、かつ、気長に待てる人だったら、良いかもしれません!!

おすすめの記事