【庭で収穫】柿の収穫のタイミングと美味しい食べ方

今回もまた、2023年版「実のなる木」シリーズです。

ジューンベリー、桃、デラウェア(ぶどう)と続きまして、次は柿です。

 

柿というと、秋だなって気分になりますね。

といっても、つい最近まで猛暑が続き、10月もこの調子じゃかなわんなと思っていたところでした。

それが、ここ数日ですっかり涼しくなって、まさに季節は秋に変わりました。

 

実は5年目の今年の柿は大豊作でありまして、自分でも驚くほどでした。

今日はこれまでの苦労した経緯と、庭の柿の味はどうだったか、美味しい食べ方などご紹介します。

 

4年目までの柿は、実が成っても食べられず

ところで、我が家の柿の木は、新築当初から庭に植えたものです。

イマイチ記憶がないんですが、たぶん自分の身長より少し大きいくらいのサイズの苗木だったような記憶があります。

 

 

なので、もうあと1年か2年もすれば実が成るだろうと思っていたんですよね。

ところがなかなか実がならず、その間、カイガラムシがびっしりとついて駆除に苦労したり。

 

それでも3年目には実がいくつかなりましたかね。

食べてみたら、そこそこおいしくて驚いたような記憶があります。

「桃栗3年柿8年」と言いますから、きっとこの年が柿の木の8歳の誕生日だったんでしょう。

 

そして、昨年4年目です。

前年のこともあり、さぞ大量に実るかと思ったら、実際、実が大量になったんですよね。

ところが、大喜びしたものの、日々、実がボトボトと大量に落ちていくという悲劇が訪れます。

 

 

結局、数十個くらい実ったのに、全部落ちてしまったのです。

いや、一個だけ残ったのですが、熟してから収穫しようと待ってたら先に鳥に食われましたね。苦笑

なので、結局ひとつも食べることができなかった記憶があります。

今年の柿は落ちなかった

そして、5年目の今年です。

今年も嬉しいことに、5月、6月になるとたくさんの花が咲いて、昨年同様に小さな実がつき始めました。

 

柿の木もかなり大きくなっていて、新しい枝もたくさん増えています。

昨年よりも多くの枝に実が成っていることは一目瞭然でした。

 

でも、正直なところ、今年も期待してなかったんですよね。

これを見てください……。

まだ小さなうちからポツポツと実が落ち始めたのです。

 

上述の記事のように、これとまったく全く同じことが昨年4年目に起こりました。

なので、ここから多くの熟してない果実が、毎日大量に落ちていくのだろうとあきらめていたのです。

 

ところがですね、多くの果実が夏を過ぎても依然として枝に残ったままだったのです。

台風こそ直撃しませんでしたが、風の強い日もありました。(ていうかウチは風が強い地域)

それでも1つ2つ程度しか落ちずに、数十個ほどの果実がしっかりと枝にくっついたまま頑張っていたのです。

柿の木にはイラガという毛虫が付く

おぉ、もしかしたら今年は豊作かもしれない!

だって、今年は桃も豊作でしたしね。

 

異常気象なのかどうかは知りませんが、このやたらと暑い気候が功を奏したのでしょうか。

理由はよくわかりませんが、この分なら今年の柿も大豊作だなと思ったのです。

 

ところがですね、背筋の凍るような大問題が起こったのです。

それは、8月だったでしょうか。

柿の木全体を食い尽くしてしまうかのような大量な毛虫が発生したのです。

その名も「イラガの幼虫」です。

 

僕は毛虫やイモムシ系が苦手なので、それはもう夢に出るかというほどの地獄のような光景でした。笑

キモいので当然写真は撮っておりません。

興味のある人は「イラガ」で検索してみて下さい。

 

あぁ、思い出すだけでキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ。笑

 

で、このイラガってのは蛾の一種ですが、最悪なことに好んで柿の葉っぱに大量に卵を産み付けるのです。

しかも一気に大量に孵化して一瞬のうちに葉っぱを食い尽くしてしまうのです。

 

でも、早めに気が付いてよかったです。

柿の木の葉っぱが3分の1くらいやられたところでベニカ(殺虫スプレー)をまいて全部駆除しました。

おかげで葉っぱがボロボロです。

それにしても今年はクチナシにつくコナジラミやアブラムシ、イモムシ系駆除に大活躍のベニカでした。

 

さて、駆除した後、葉からの栄養不足で実が落ちてしまうかと心配したのですが、それも大丈夫でした。

熟し過ぎて1つ2つほど実が落ちた程度で、収穫するまで無事でした。

そしてついに今年は、初の柿の当たり年となったのです。

 

柿は一年おきに豊作と不作を繰り返す隔年結果の木

ところで、自然界には豊作と不作を1年ごとに繰り返す性質のある実のなる木があるそうです。

これを「隔年結果」と呼びます。

そして柿の木も、その隔年結果性を持っているのです。

その話は前回のブログに書きましたね。

 

 

この隔年結果の性質を踏まえますと、今年の豊作の理由が見えてきます。

昨年は実がほぼ全部、しかも早いうちに落ちてしまいました。

なので、今年は樹木に養分が残されていたのだろうと思うのです。

だから今年は、その養分を使って多くの実が成ったのでしょう。(多分)

 

ということは、今年はたくさんの養分を使ってしまったということです。

なのできっと来年は不作の年になるんでしょうね。苦笑

 

柿の収穫時期と熟成について

さて、来年のことは置いといて、問題は今年の柿の味です。

豊作だけど味がイマイチだったら意味ないですからね。

なにしろ、これだけたくさんの柿が収穫できたので、美味しく無かったら困ります。苦笑

 

ちなみに、なぜか妻が柿を磨きだしまして。

そしたら艶が出て美味しそうになりました。笑

 

ていうか食べきれないのでおすそ分けをするってことで、柿の実をクッキングペーパーで磨いて汚れを取ったそうです。

ちなみに、まだ木の枝にいくつか残っておりまして、それを合わせると全部で70個くらいでした。

 

柿の収穫のタイミングは、まだ少し青いうちに

さて、果実の収穫時期ってのはいつも悩みます。

柿もまた悩んだのですが、写真をよく見るとわかります通り、まだ薄ら青い部分が残ってます。

 

触ってみても、まだほとんど固いですね。

数個は触ると少し弾力があって熟しかけのモノもありましたけどね。

 

でも、基本的には固いうちから収穫しました。

それは桃の時もそうでしたが、虫や鳥に食べられてしまうのを避けるためです。

 

しかし、青かったり固かったりすると、まだ甘くないんじゃないかと思いますよね?

はい、実際に甘みは完熟と比べれば落ちます。

でも、薄ら青い柿を食べてみましたが、お店で売ってる柿くらいの甘さは確実にありますね。

いやあ、この甘さには非常に驚きましたね。

 

なので、もしも迷ってる人がいるなら、見た目で上の写真くらいの薄ら青いものなら甘さは既に合格です。

収穫して問題ないと思います。

 

あと、固さもリンゴと同じか少し柔らかいくらいの硬さでしたね。

僕は、柿の実は固い方が好きなタイプなので、これくらいの硬さがちょうど良かったです。

もう大満足です。

柿は熟成してから食べると甘みが増す

そういえば、この2週間くらい前に、この倍くらい青い段階の硬い柿を収穫したんです。

写真を残してなかったのですが、下から見るとオレンジで、上半分がまだ青いくらいのレベルです。

妻が早めに収穫して熟成して食べてみたいと言ったからです。

 

その時に10個くらい収穫し、2週間くらい室内で熟成しました。

が、柿の色は青いままで、ほとんど赤くはなりませんでしたから熟成失敗かと思ったんですよね。

でも、食べてみると実が柔らかくなっていて甘さもかなり出ていました。

食べてみて、その甘さにビックリしましたねえ。

 

こちらは、収穫したばかりの柿と、熟成させた柿です。

 

やはり、柿も桃と同じで、少し早めに収穫しても熟成すれば甘くなりますね。

実際、農家さんも、消費者の元に届くときにちょうど良く熟成が進むよう逆算して早めに収穫することがあるようです。

 

でも、僕はやっぱり固い方が好きですね。

ここまで柔らかくなると、甘いけど、なんとなく気持ち悪いです……。苦笑

 

ちなみに、写真で見るとわかる通り、我が家の柿は種がないみたいです。

と思ったら、3年目の時は種があったと妻は言ってるんですよね。

僕はもう覚えておりませんが、来年どうなるか楽しみです。

柿の実は小さな鳥が食べに来ます

最後に余談ですが、木で完熟直前に収穫しようと思ったら、それはハードルが高いですよって話。

桃もそうですけど、柿も同じですね。

我が家も1つ2つ早くに完熟する実がありましたが、それらは早々に食べられてしまいました。

食べに来るのは虫ではなく、小鳥でしたけどね。

 

しかも、見たことないような小さな鳥。

本当に小さくて、柿の実くらいのサイズの小さな鳥がやってくるのです。

ほら、こんな小さい。

 

よく見ると柿の陰に隠れて二羽いました。笑

 

ピーピー鳴きながら、すげえ食べてるし……。

かわいらしいですね。笑

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